耕知塾コラム

2023.10.07

皆さん、耕知塾の大澤です。耕知塾は金町、日暮里にある地域密着の、そして少人数責任指導の集団塾です。

突然ですが、皆さんは自分を心地よく表現していますか？
自分をどんな場所でも心地よく表現する。言葉にすると大したことではないようですが、実際やろうとしてみると本当に難しいことだと最近感じています。
私は正直、自分を出すのが本当に苦手です。どんな場にいても、一緒にいる人に合わせている方がいつも楽で、自分より相手を優先してしまうようなところがあり、今まではずっとそれでいいやと思ってやってきました。
授業のとき、子どもたちの調子に合わせて流れで進行することはできます。あるいは職場でほかのスタッフに合わせて行動したり話したりすることもできます。
でも、相手に合わせてばかりいるとそこに「私」はいません。どんな仕事にも自分を殺して捧げないといけないところはありますが、それだけでは結局いい仕事も、いい授業もできないように思います。

人間が犬に接する時、犬の信頼を得るためには「自分はこういう人間で、あなたに好意を持っている」というはっきりした態度とそれを全身で表現することが必要だそうです。
授業でも（子供たちは犬とは全く違いますが）求められている態度は同じであるように思います。つまり「自分はこういう人間で、あなたたちを大事に思っている。だから安心してこの場所にいていい。」という態度です。
でも普段自分や自分を表現することをないがしろにしていると、そういう場面で変に自分のエゴが出たり、相手より自分の都合を優先しようとしたりして、その場に必要な態度を示すことはできません。

自分が表現しようがしまいが、本当は周りの人から見たらすべて丸見えなのかもしれませんが、少しずつ自分を出して表現すること、その上で周囲と調和することに取り組んでいきたいです。