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2023.07.04
皆さん、耕知塾の新谷です。耕知塾は金町、日暮里にある地域密着の、そして少人数責任指導の集団塾です。
期末テストもそろそろ終わり、答案用紙が返ってきていると思います。今回のテストの結果はいかがでしたか?
定期テスト前は、特に社会の勉強で苦労している生徒が多いようです。社会は「起こった出来事」「人物」「国の名前」「年号」など覚えることがたくさんありますね。それをすべて丸暗記しようとすると結構大変です。用語の単純暗記だけになってしまうと「出来事」「国の名前」などは覚えられても、どういう流れでその事件が起きたのか、その出来事が起きた歴史的背景や理由などがわかっていないため、問題の形式になったときに答えられる形になりません。ただ記憶したものの中から( )に当てはまりそうな用語を当てはめていくだけになってしまいます。これでは良い点数がとれるわけありませんね。
テスト前に限らず普段の勉強でも、まず「教科書」をよく読みましょう。教科書には歴史の流れや背景・理由などがわかりやすく書いてあります。教科書を読むポイントはそのページに書かれているタイトルに「~はどうなっているか」をくっつけて読むことです。例えばタイトルが「朝鮮半島・中国との交流」だったら、「朝鮮半島・中国との交流はどうなっているか」と置き換えて読むとわかりやすくなります。
次に、教科書に書かれている文を再構成してまとめます(下図)。登場する国は、倭・百済・南朝・伽耶・新羅・高句麗…などです。資料集を見たりしながらその関係がどうなっているかをシンプルにまとめておきます。できたら簡単な地図とか入れておくといいと思います。
最後にまとめたものを「自分の言葉で説明できる」ようにします。友達や家族など誰かに「なぜ百済と新羅は対立したのか」を説明できれば、その単元をきちんと理解していることになります。
こういうことをやろうとすると最初は大変かもしれませんが、学校のワークは自力で解けるし、定期テストの点数も伸びるはずです。2学期の中間テスト前に是非やってみてください!