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2022.10.09
皆さん、耕知塾の千田(ちだ)和昭です。耕知塾は金町、日暮里にある地域密着型の、そして少人数責任指導の集団塾です。
受験生にとっては、いよいよ志望校を決めなければならない時期になってきました。
高校入試の場合、早めに安心したいという事で単願推薦などの私立高の推薦に魅力を感じる生徒も多いようです。ですが、耕知塾では、自分が本当に行きたい学校だったら利用すべきですが、ただ早めに安心したいという理由ならば利用しない方がよい、とお伝えしています。つまり、「一般受験のすすめ」です。
その理由は、第1に、受験直前まで志望校合格に向けて精一杯頑張り、それまで培った能力を入試で発揮すべきだと考えるからです。せっかく頑張ってきたのに安全ばかりを重視して入る高校を決めるのでは、何のための受験勉強なのかわかりません。自分の限界に挑戦し、努力の成果を試すのが入試、と考えています。
第2に、結果のみにこだわっても仕方がないということです。一般受験をすれば、確かに受かる場合もあれば落ちる場合もあります。しかし、その結果がどうあろうと、困難な状況に1人で立ち向かい、自分の責任を自覚するよい機会になります。せっかく受験をするのですから、その体験が後に生きるような受験をしてほしいと思います。その意味では結果が全てではありません。受験するという自分の意志に基づいてどのような工夫をしたか、そして実際どう取り組んだか、自己コントロールができるようになったか等が、後に続く学力、ひいては人間的成長につながります。受験前の不安な心理状態から「ここでいいや」と単願で決めてしまうと後で変更がききません。行きたい高校の受験をしないで単願で早々に合格を決めた生徒と、直前まで志望校合格に向けて頑張った生徒では、受験の意味が全く違ってくると思います。
そして、その学校に受かって本当によかったかどうかは、長い目で見なければわかりません。受かって安心して勉強しなくなる生徒もいれば、落ちたことをバネにその後頑張ってよりよい結果につなげる生徒もいます。是非長い目主義で志望校を選び、人間的成長につながる受験勉強をして下さい!