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耕知塾コラム

  • 耕知塾
  • 2024.04.02

    耕知塾の千田周平です。耕知塾は金町、日暮里にある地域密着の、そして少人数責任指導の集団塾です。

     

     

    新生活スタートの時期ということで、今日は世の親御さんたちに伝えたいことを書いてみます。内容はタイトルに書いたことが全てです。うまく伝えられるか自信がありませんが、書いてみます。

     

    学生時代、一番回答に困った質問が、「将来の夢は?」でした。幼稚園の頃は「電車の運転手」と答えていたし、小学校の頃は「プロ野球選手」でした。ですが、中学・高校生になる頃には答えに困るようになります。その度に、自分は何をやりたいのだろう、何に向いているのだろうと悩んではみるものの答えは出ず、そのときのつたない人生経験の中で何とか導き出せる答えを口にしてみたり、大学生になるとついに困り果てて、「会社員」とかいうわけの分からない答えをしてみたり。

     

    今から振り返ると、この「将来の夢は?」という問いは自分にとっては無意味だったと感じます。質問が良くなかった。本当はこう聞いて欲しかった。

     

     

     

    「将来どうなりたいの?」

     

     

     

    ざっくりとした問い方ですよね。答える方もより困る聞かれ方かもしれません。でも、「夢=what」を問う前に、「どう、どんな=how」から考えていくことが大切だと思うのです。

     

    「将来の夢は?」という質問は、回答として職業名を想定していますよね。「スポーツ選手」とか「医者」とか「YouTuber」とか。でも、例えば同じ医者でも、大学病院で働くのと地元のクリニックで働くのでは向き不向きが全く違うし、ましてやYouTuberなんてタイプは千差万別です。

     

    要するに、夢=職業名という表面的なカテゴリーでその子を区分するのではなく、その子がどんなタイプなのか、どういう性格なのかといった、本質的な部分から問うてあげてほしいのです。それが、「将来どうなりたいの?」という質問の意図です。

     

    答えはどんなにぼんやりとしたものでも良いと思います。「みんなとワイワイしたい」とか「一人で何かを作っていたい」とか「偉くなりたい」とか。そういうぼんやりとしたものから、次第にその子の価値観が出来上がっていきます。その価値観さえ合えば、あとはどんな職業・職場でも大差ありません。「一人で何かを作っていたい」と思っている子にとっては、それがパン屋さんだろうと、プログラマーだろうと別に良いのです。逆に、「一人で何かを作っていたい」と思っている子が、「みんなとワイワイしたい」と思っている社長の元で働くのは地獄でしょう。

     

     

     

    気がつけば私も大人の側に含まれる年齢になったようです。大人はつい子どもに対して「将来の夢は?」と気軽に聞きがちで、仮に子どもが立派な職業名を口にしたりすると嬉しくなってしまうものです。場合によっては、〇〇になってほしいという意図がある場合もあるでしょう。

     

    しかしそんな場合でも、その子がどんなタイプなのか、どういう性格なのかといった本質的な部分から「将来どうなりたい?」と問うてあげてほしいし、私も問うてあげたいと思っています。

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