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2024.05.04
皆さん、耕知塾の大澤です。耕知塾は金町、日暮里にある地域密着の、そして少人数責任指導の集団塾です。
皆さんは、勉強って良いものだと思いますか?
私は塾の講師ですし、勉強は役に立つ良いものだ!と言いたいところですが、私の答えは「勉強は良いものでも悪いものでもどちらでもない」というものです。勉強は道具です。道具はよく使えば益になり、悪いことに使えば害になります。包丁で、家族においしいご飯を作ってあげることもできれば、それで人を傷つけることもできるのと同じです
勉強は道具である。使い方によって益にも害にもなる。そう考えたうえで、塾はいったい何が出来るでしょう?
私が思うのは、もし耕知塾で勉強したことが、その子供にとって楽しい思い出になったら、その子は将来、勉強を益になるように使ってくれるのではないかということです。最近こんなことがありました。
ある子どもは私が出した課題を授業中に本人が納得いく形に仕上げることができませんでした。すると授業後に自ら進んで居残りし、一時間以上かけてほぼ完璧な形に仕上げたのです。また保護者から「音読が非常に苦手なので、音読をさせないで欲しい」と要望があった子どもは、1カ月もたたないうちに自分から「読んでみる」といって音読ができるようになりました。子どもにとって勉強が良いものになるかどうか、今の時点では分かりません。でもこういう姿を見ると「よし、こちらもやってやろう」という気分になります。子供たちが楽しく勉強することを実現するためには、何より私たち大人が仕事の中に楽しみや喜びを見つけ続けることだと思います。
勉強という道具が良いものになるよう、私も毎日の仕事の中にある素晴らしい瞬間を出来るだけ多く見つけて、現場に返していこうと思っています。