耕知塾コラム

2023.01.07

耕知塾の白井です。耕知塾は金町、日暮里にある地域密着の、そして少人数責任指導の集団塾です。

 

 

新年あけましておめでとうございます。年が明けて令和も5年目、冬期講習は最終日を迎え、受験が間近に迫ってきました。

 

 

 

この時期になると、無理とも思えるようなたくさんの問題を、ただひたすらに解きさえすれば、解くスピードがアップして高得点を狙える実力がつくと勘違いしたり、やたらと難しい問題ばかりに取り組みたがり、難問が解けさえすれば高得点が狙える実力がつく、という幻想に取りつかれたりする生徒が増えてきます。

 

 

 

受験という大きな壁を前にして、焦る気持ちは誰しも持ってしまうものですが、いまここで身に着けたいのは、当日一人で戦うための真の実力です。

 

 

 

いくらスピードアップしても、うっかりで間違いになってしまうことを繰り返していては得点アップにはなりません。また都立の問題は基本も応用も、難易によって配点に大きな差はありません。ですから、短時間であっさり答えの出る基本問題を一つも取りこぼさないことこそ、受験で勝つためには大事な力となってきます。もちろん、応用力を問われる難問を解ける力も身につけたいところですが、そこでも土台が不安定なままでは積み上がりませんから、どっしりと揺らがない基礎を補強することがとにかく大切です。

 

 

 

いま一度自分の勉強の課程を振り返り、よくつまずいた問題、引っかかった言い回し、読み間違えしやすい漢字や記号、アルファベットなどを洗い出して復習していきましょう。そのときに何度も引っかかったりつまずいたりする問題が見つかったときは、すぐさま各講師へ救援要請を出してください。いまが尋ねるチャンスです。最後に勝ちを掴むために、大切で有効な手段のひとつとして、ジャンジャン試行錯誤し、どんどん質問しに来てください。最高で完璧な受験のための未来地図を、より詳細で正確ななものにしていきましょう。

 

 

 

他にも受験校の過去問題などをキッチンタイマーで計測しながら解いて、時間内にどこまで出来るか、きちんと解き終えることができるのか時間配分を確認しておくのもよいでしょう。当日は朝から午後まで集中し続ける体力も必要です。5教科通しでの練習もだんだん増やしていきましょう。

 

 

 

 

そこまできたらあとは「人事を尽くして天命を待つ」ばかりです。本当に自分がやり尽くした、これ以上できることは何もないくらいにやりつくせば、結果は自ずとついてくるはず。

 

 

一緒にもうひと踏ん張りしていきましょう。