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耕知塾コラム

  • 耕知塾
  • 2021.04.20

    耕知塾の白井です。耕知塾は金町、日暮里にある地域密着の、そして少人数責任指導の集団塾です。

     

     

    さて、改訂学習指導要領(平成29年3月告示)が今年度(令和3年)より全面的に実施され、生徒の成績評価方法が大幅に変わることとなったのはご存じでしょうか。

     

    今回の成績評価方法の変更により、これまで「関心・意欲・態度」とされてきた評価が、「主体的に学習に取り組む態度」に変更されました。文部科学省によりますと、以下のように解説されています。

     

     

    「主体的に学習に取り組む態度」の評価に際しては,単に継続的な行動や積極的な発言を行うなど,性格や行動面の傾向を評価するということではなく,各教科等の「主体的に学習に取り組む態度」に係る観点の趣旨に照らして,知識及び技能を習得したり,思考力,判断力,表現力等を身に付けたりするために,自らの学習状況を把握し,学習の進め方について試行錯誤するなど自らの学習を調整しながら,学ぼうとしているかどうかという意思的な側面を評価することが重要です。

     

     

    つまり、生徒個人個人が「自分から課題を見つけ出して取り組み、さらには苦手分野をも克服する」といった「生徒自身の自主性を評価する」方向へと変わってきているのです。

     

     

    「グループ活動での話し合いや発表に参加する」とか「授業中の発言や能動的な役割の把握」などという、先々にディベートやプレゼンテーションを含めた授業や実習を行うことを見据えたかたちになっているようです。

     

     

    我々親世代にあった「グループ活動はメインを得意な人にまかせて、自分はほどほどのところで手伝っておこう」というような授業の参加態度では、生徒数の少ない現在においては「自分の果たすべき役割を自覚することも、探すこともできていない」という観点で見られかねないわけです。

     

     

    とはいえ、事前学習や予習などで「既にわかっていること」を改めて授業でやり直されてもいまいち気分がのらない、という声があるのも確かです。しかし、今回の改訂指導要領ではそれを「わかっているならばさらに上のランクを目指して努力する」ことを望んでいるのです。まだ理解できていないほかの生徒の手助けをするとか、すでに知っている知識をさらに深めて使いこなすなど、「もう一歩先へ進んだ努力をできるようになって欲しい」という要求が現れています。

     

     

     

    ただ、授業の中だけでなく、さらに「提出物を自分の言葉を使って丁寧な文字で書いた」り、「苦手分野を自分で探し出して克服する努力の姿を見せ」たりするという、授業外の態度や課外の活動までもが重要視されてくるとなると、思春期の子供たちに家庭だけでアドバイスの声を届かせるのは甚だ困難なのではないでしょうか。

     

     

     

    新学期で高学年になり、今後の進学を視野に入れた学びを得たい小学生や、中学校に上がって広がった授業範囲や課題の取り組み方に悩んでいる中学1年生、そろそろ高校進学を考えて自分の取り組むべき課題を見つけなければならないけれど、まだ見つけられない中学2年生の保護者の方へ、耕知塾はいつでもその門を開けてお待ちしておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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