耕知塾コラム

2023.12.16

　皆さん、耕知塾の新谷です。耕知塾は金町、日暮里にある地域密着の、そして少人数責任指導の集団塾です。
　今日は「社会科」の勉強についてです（２回目）。社会科と聞くと「暗記科目」と言う人がいますが、単純に「暗記」だけですべてが解決するような科目ではありません。社会の勉強がなかなかうまくいかない多くの生徒は短期間で暗記しようとしています。そのため、年号・人物・事件などのキーワードだけを覚えており、そのキーワードを「記号」として「暗記」しています。都立高校の入試問題では、単純に暗記したキーワードだけを答えさせる問題はありません。データ・地図・年表・雨温図・グラフなどの資料を解釈できないと解けない問題で構成されているため、そのキーワードにあたる内容が起きた背景や流れをつかむことが大切です。
　どういう歴史的な背景があって日本は「鎖国」をしたのか。どういう流れの中で「ヨーロッパ連合（ＥＵ）」が発足したのか。全体の流れや背景を読み解いていくためには「わかるまで教科書を読むこと」が一番です。教科書を読んで理解できないことは資料集や地図を見てみましょう。必ず理解の助けになる説明が載っているはずです。はじめのうちは、ワークや問題集は何度もトレーニングして「覚えこむ教材」としてではなく、理解したことを「チェックする教材」ぐらいと考えてもいいでしょう。理解したらチェックする、わからないことは調べてみる・・・。当たり前と言えば当たり前のことですが、「単純暗記」に頼る勉強よりは効果があると思いますので、是非試してみてください！