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2019.12.10
皆さん、耕知塾のハガキこと野々垣(ノノガキ)です。耕知塾は金町、日暮里にある地域密着型の、そして少人数責任指導の集団塾です。
算数の頭の動かし方をお伝えする当連載、今回で3回目です。今回は分数vs小数編です。
改めて分数ってどんな数なのでしょうか?これは、漢字から考えましょう。分数の「分」は分ける、と読めます。ですので、分数は「ある数を分けた数」となります。では、そのある数とは何でしょう?この連載を読んでる方は、もうおわかりですね?これは、もちろん「1」です。ですので、分数は「1を分けた数」となります。
ここで前回のコラムを振り返ってみましょう。小数とは「1より小さい数」であると書きました。そう、生徒達には、こう思って欲しいのです。「分数も1を分けるのだから、1より小さい数のはずだ。「なぜ分数と小数、世の中には2つの数が存在するのだろう?」と。ここでは、その結論のみ書きます。
「小数と分数は、基本的には分数の方が便利だ(ちなみに中学や高校に進めば、あまり小数は使わなくなります)。ただ、小数にも多少はよいところ(大きさくらべと、それに伴うたし、ひき)があるので、まだ小数もあるのだよ」と。ですので、耕知塾では分数vs小数として、「分数の勝ち」と教えています。
ひとつだけ、例をだします。7÷13、これはいくつになるでしょう?分数であれば、$\frac{7}{13}$ですよね。あっという間に解けます。でも、これを筆算(小数)でやると、さあ大変。0.53846154…、終わりがありません。これだけでも、わり算は圧倒的に分数が優れているのが分かりますよね。それでは、今回はここまで。次回は割合編になります。割合は、算数で最も大事な単元になります。よろしければ次回もお付き合い下さい。