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2025.11.01
耕知塾の白井です。耕知塾は金町、日暮里にある地域密着の、そして少人数責任指導の集団塾です。
昨日ハロウィンが終わりましたね。もともとハロウィンは古代ケルトの「サウィン祭」から来るもので、アイルランドの夏の終わりと冬の始まり(=一年の終わりと始まり)を祝う年越しと、一年の収穫を先祖の霊に捧げる収穫祭にお盆を足した、様々な要素がまとまった一年で最大の祭りです。
ハロウィンといえばジャック・オー・ランタン(かぼちゃをくりぬいて怖い顔に仕立てた魔除けのランタン)がつきものですが、これも本来アイルランドではカブで作られていたものでした。それが、移民として行った先のアメリカでは、かぼちゃの方が容易に入手できた(収量が多かった)ため、かぼちゃに変わったものと言われています。
なぜアイルランドからアメリカへの移民が多くなったのかは「ジャガイモ危機」もしくは「ジャガイモ飢饉」などで検索してみてください。どうも1845年頃から始まったジャガイモの疫病により庶民の主食であったジャガイモの収穫量が激減し、大量の死者が出たため、新しい土地をもとめてアメリカに渡ったのがきっかけのようです(なお、映画などでも有名な「タイタニック号の悲劇」もこの危機のうちに起きた事件のひとつです)。
そしてこのお祭りはいつしかキリスト教と混ぜられ、本日、11月1日聖人を祝う日(Hallowmas)の前日祭となり、子どもたちが怪異にさらわれないように仮装させる祭りは、更にコスプレ文化のある日本に伝わって老若男女仮装して練り歩く日になったようです。
このように、一つの物事を調べると、そこには何かのきっかけにいろいろな要因が混ざり合った結果、予想だにしなかった出来事になってしまう事態が起きているのが解ります。
マザーグースの中にも
「くぎが不足で蹄鉄(ウマの蹄につける靴のようなもの)打てず
ウマが不足で兵士が乗れず
兵士が不足で戦争に負けた
何もかも一本のくぎのせい」 という歌があります。さて。塾は100時間のテスト対策が着々と進んでいます。土曜の集中講座で解法と知識を体にしみこむまで繰り返しすり込み、通常授業内での単元テストは、1問でもミスがあったら丸ごとやり直して、1点のミスも無くすよう各自必死に取り組んでいます。
それもこれも、ほんの僅かなミスで因果関係が変わり、予想できないほど悪い結果に繋がることを防ぐためです。1点足りなくて内申が不足、高校選びの選択肢が減ってしまう、なんてことののないよう、一つ一つチェックを入念にして、知識と解法、点数の取り落とし、取りこぼしのないよう確実に積み重ねてよりよい結果を出せるようにしていきましょう。

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