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2025.01.25
耕知塾の白井です。耕知塾は金町、日暮里にある地域密着の、そして少人数責任指導の集団塾です。
二十四節気は大寒(いわゆる寒中)ですが、ここ数日驚くほど気温の高い日が続いており、気象庁によると1月この時期に5日連続で13度以上を記録するのは実に67年ぶり(1958年1月6日~10日以来)ということです。
さておき、気温が高かろうと低かろうと受験がやってきました。この気温差や寒暖差だけでなく、飛散を始めたスギ花粉などに対しても手をうっておきたいものですね。
物事を実行に移し結果を得るにあたって、昔から「準備八割 仕事は二割」という格言があります。実際何かをやる際、段取りで結果までの8割は終わっている(その場で出来ることは2割程度)というものです。受験も同じ。当日にできることは「確実に体調を整えた状態で試験会場に向かい、試験を受ける」ということくらいです。
都立入試までの残り時間は30日を切りました。心にそこそこ余裕の残る状態で、追い込みのための振り返りや苦手分野の確認と修正、解ったつもりでいる内容をもう一度見直すことが出来るのもあと僅か。心残りの無いよう、しっかり時間と体力を確保して実力アップにもうひと踏ん張りしておきましょう。
そして準備と言えば、皆さん、当日起きてから試験を受けるまでの準備は十分ですか? 塾の授業だけでなく、何か出かける際、待ち合わせの際、「ちょっと」遅れることの多い人は要注意。試験当日に遅れて焦ることが無いように、今から準備しておきましょう。
起きてから家を出るまで、次に何をするか。顔を洗っている間に、歯を磨いているときに、服を着替えているときに、朝ご飯を食べているときに、トイレへ行っているときに、次にやること以外のことを考えて、行動が遅れて遅刻していませんか?
入試当日こうならないよう、決まった時間内に家を出られるよう今から練習しておきましょう。特に普段、何気なくSNSを確認する習慣のある人は、切り上げる練習もしておきましょう。どれほど興味を惹かれる内容があったとしても、5分や10分など、あらかじめ決めておいた時間内に必ず切り上げる。スマホに目を向けるだけでなく、時間内に見るのをやめる練習をすることも大事な受験の準備です。
もちろん寝不足回避には、十分寝ることも大事です。ということは、起きる練習だけでなく寝る練習も大切です。夜ずるずるとスマホを眺める習慣のある人は、当日起きる時間から逆算して、必要な睡眠時間より前にはスマホから目を離す練習をしておきましょう。
寝るのも起きるのも、起きてから家を出るのも、スマホを見るのを切り上げるのも「当日くらいはできるだろう」と思いがちですが意外とできないものです。できずに遅れて焦るのは、実力発揮の足を引っ張りかねません。万全の状態で問題に取り組むため、当日行動の習慣作りもいまからやっておきましょう。
なにもかもがいつも通りなら、いつも通りに実力も発揮できるというもの。
中1中2の皆さんは、定期テストを使って、準備する力をつけていきましょう。