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2024.06.09
耕知塾の千田周平です。耕知塾は金町、日暮里にある地域密着の、そして少人数責任指導の集団塾です。
最近、機嫌が悪くなったことはありますか? それは何が原因でしたか?
生徒の皆さんだったら、「友達が悪口を言ってきた」とか「あの先生の宿題が多すぎる」とか「親が口うるさい」とか、そういうことでしょうか。
大人であれば、「会社の上司が厳しい」とか「時間がない」とかでしょうか。あるいは「税金が高い」とか?
最近気に入っている言葉がタイトルに書いた「自分の機嫌は自分でとる」なのですが、なかなか斬新ですよね。
あいつが悪いから自分の機嫌が悪いのに、自分でなんとかしろなんて、そんなことできるのか、と思いますよね。
でも、これができるのです。
たとえば私の友達が、私に悪口を言ってきたとしましょう。その時、私の機嫌が乱されるとしたらこういう時です。
・その友達が、私にとっていなくなると困る友達だった場合
・その友達と、距離を置くことが難しい場合
(たとえば、傷つくのが怖いとか、家族親戚関係が絡んでいるとか)
このような、自分の事情でその友達から離れることが難しい時、自分の機嫌が乱されます。逆に悪口を言ってきたのが近所の3歳児だったらどうでしょうか。笑って受け流せますよね。
結局のところ、自分の機嫌が悪い根本原因は、自分なのだと思います。本来、嫌なことが起きたら自分の実力で対処したり、その場から離れたりすれば済むのです。それができなくなったときに、自分の機嫌を自分でとれなくなります。だから、自分の機嫌を自分でとれるようにするには、他人のせいにせず自分の実力をあげる(=自立する)ことです。
自立は、教育の重要テーマです。これに気づかないと、どこまで行っても他人のせいにして不機嫌で過ごす人生になってしまいます。学校が悪い、先生が悪い、会社が悪い、政治家が悪い、世の中が悪い、・・・。
そうではなく、自分の実力で何とかできることを増やしてください。知識や思考力だけでなく、行動力でも、性格の良さでも、何でも実力です。そういう実力があれば、いつも機嫌が良くて、幸せな生活が送れます。
私自身も、そうありたいと思っています。