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2023.03.11
皆さん、耕知塾の小池です。耕知塾は金町、日暮里にある地域密着の、そして少人数責任指導の集団塾です。
【小さな哲学者の格言ノート No.15】
「A goal without a plan is just a wish.(計画なき目標は、単なる願いごとに過ぎない。)」
―Antoine Marie Jean-Baptiste Roger, comte de Saint-Exupéry(アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ)
今年も都立高校の一般受験結果が出ました。
私の勤務する金町教室の合格率は「95%」でした。
ちなみに過去5年間の金町教室の合格率を振り返ってみると、
22年度 83%
21年度 95%
20年度 82%
19年度 75%
18年度 79%
です。
これだけ高い合格率を出していると、「レベルを下げて受けているのでは?」と思われるかもしれません。
が、実際はそうではありません。
例えば、今年の場合。
12月1月の進研V模擬の合格可能性(の平均)を見てみると、
S判定 (一般受験した生徒全体の)約20%
A判定 約25%
B判定 約40%
C判定 約15%
でした。
つまり、(12月1月時点で)「B判定C判定」から一般受験で合格している生徒が半数、ということです。
では、なぜ金町教室はレベルを下げていないのに合格率が高いのでしょうか?
それは、
•「結果」から逆算して、合格までのロードマップを見える化しているから(「ロードマップ」があってはじめて、「現在地」が見えてきます)
•今している勉強(「現在地」)が「結果」に直接結びつくかを検証しているから(「直接「結果」に結びつくか」というところがポイント)
です。
反対に合格率の低い塾は、足元からの順算式で受験勉強を進めていきます。
「一生懸命勉強していれば、そのうちゴールにたどり着くだろう」という期待感や自己満足が、合格への根拠になっています。が、「一生懸命勉強する=「結果」が出る」わけではありません。
むしろ、この場合、期待感や自己満足だけで、結局「出たとこ勝負」や「勢い任せ」で受験日当日を迎えることになります。
生徒側も塾側も受験勉強をしている過程で、ロードマップなしのノープランの方が精神的に楽なために、実際こうしたやり方を選択してしまう傾向があるわけです。
あなたがもし一般受験で合格したいなら、「結果」から逆算して何をすれば良いかを示してくれる塾、今している勉強が「結果」に結びつくかを示してくれる塾を強く推奨します。
※アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリはフランスの小説家、飛行家。彼の代表作である童話『星の王子様』(1943年)は、200以上の国と地域の言葉に翻訳されている。