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2020.06.28
皆さん、耕知塾の千田です。耕知塾は金町、日暮里にある地域密着の、そして少人数責任指導の集団塾です。今回は定期テストが近いので、…。
《その1:学力がつかない勉強》
生徒みんなの中間・期末テストの勉強の仕方を見ていて気付くことは、丸暗記式の勉強をやり過ぎているということです。たしかに試験の範囲を丸暗記すれば、ある程度は点が稼げるかもしれません。しかしそういう丸暗記の勉強ばかりしていては、本当の学力は身に付きません。そんなやり方ばかりしている生徒は学力診断テストなど出題範囲が広いテストになると、とたんにできなくなります。ましてや入試は範囲が中1~中3の全部なのです(今年に関してはコロナ禍で一部削られてはいますが…)。歯が立つ訳がありません。もう少しうまく定期テストの勉強をやれば、もっと着実に学力が伸びます。では、どうすればいいか。考えてみたいと思います。
《その2:試験は何のためにあるのか》
ただ、その前に試験とはどういうものか、考えてみましょう。試験は、その目的から見て大きく2つに分けられると思います。一つは受験者をランク付けするための試験で、その代表はもちろん入学試験です。入試は点数によって受験者を合格・不合格と決定的に分けてしまいます。定期テストもその結果が大きく影響して、成績をつけられるので、こういうランク付けのための試験と考えてよいと思います。
もう一つの試験は、授業でやったことを生徒がどの程度理解し、そして自分のものにしているかを見るためのチェックテストです。ところでこういうチェックのためのテストは、実はテストをする教師の方も恐いのです。というのは「これだけわかりやすく一生懸命に教えたから当然できるだろう」と思ってテストをすると、案に相違してまるで出来ないということがよくあるからです。すると教師の方は、勝手な思い込みを反省し、補講など対策を練る必要がでてきます。学校での定期テストは、本来こういうチェックの役割もあるはずなのですが、テストをする方も受ける方もそのことをあまり意識していないようですが…。
《その3:試験をどう利用するか》
では、いよいよどうやって学力を伸ばすか。それはずばり発想の転換。生徒の皆さんは、「試験はイヤなもの」とばかり考えないで「自分のために試験をどう利用してやろうか」ということに集中することです。試験は、本来その時点での自分の実力を知るためのものであり、分かっていない所や弱点をチェックするためのものです。普段はあまり勉強せず、試験の前だけ一夜漬け勉強で無理矢理実力以上の点をとったとしても、自分が本当には分かっていないのだということから目をそらし、長い目でみればかえってマイナスになってしまうこともあります。では、どうすればよいか。王道ですが普段からきちっとした勉強をしておき、試験前は総復習の意味でしっかり準備し、自分の力を試す、出しきるというのが、一番正しい試験の利用法ということになります。その結果は良かったり、時にはうまくいかなかったりもしますが、その時は反省し、普段の勉強の質をもっとよくしようとする、それがとても大事です。
《その4:でも中3は…》
しかし中3の場合は内申の問題がありますから、悪かったら反省…などとは言っておられません。この教科は5を狙おうとか、中2の時は3だったけど、何とか4にしよう、そのためにはどうすればよいか、など作戦を立てよい点数を取りにいかなければなりません。自分で対策を考え、実行し1点でもよい点を取りにいく、という積極姿勢がとても大事です。もちろんどう作戦を立てたらよいかわからないということもあるかと思います。そんな時は耕知塾の先生にどんどん相談して下さい。本物の学力を身に着けるためならば、耕知塾の先生はその労を惜しみません。是非、次の定期テストで新しい自分と出会って下さい‼健闘を祈ります。