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2020.07.06
皆さん、耕知塾の丹野です。耕知塾は金町、日暮里にある地域密着の、そして少人数責任指導の集団塾です。
覚えることって非常に苦痛ですよね。英単語、漢字、歴史上の人物や事件。勉強をしていると必ずと言っていいほど、この壁にぶつかります。ぼく自身も学生のころは「こんなもん覚えたってなんの意味もない」とか傾いて、大人に反抗していました。
変化があったのは中学3年の頃です。
修学旅行でお寺の見学をしていました。そこに知らないおじさんがぼくに話しかけてきました。最初は迷惑だな、怖いな、早くどっか行かないかなと思っていましたが、一向に話をやめません。
そのおじさんは、何やらお寺の柱のただの穴を指しています。あきらめ半分で話を聞いてみると、どうやらその柱というのはかつての戦(詳しい内容は覚えていません、ごめんなさい)で矢が飛んできて刺さったものであるらしい。そのことをおじさんは熱弁してくれていたのです。
下手したら存在にすら気づきもしなかった”ただの”穴が、私の中で”歴史と繋がる”穴になってしまった瞬間でした。
「知識」は、”ただの何か“を”世界と繋がる何か”に変えてくれます。知識を得ないまま見る世界もそれはそれで楽しいですし、知らなくていい事だってたくさんあります。でも、知っていることで見えてくるものもたくさんあって、今まで石ころに見えたものが実はダイヤモンドや、金塊だったということも、いくらでもあり得ます。
数学で学んだことが国語の文章に繋がる、社会で学んだことがテレビを観ていて繋がる、塾で学んだことが全く違う場面で繋がる、そんな楽しさも味わってもらえたらいいな、と思い日々授業をしております。