お知らせ

2025.03.22

皆さん、こんにちは、こんばんは。耕知塾の丹野です。耕知塾は金町、日暮里にある地域密着の、そして少人数責任指導の集団塾です。

ぼくが高校生のときの日本史の先生が「人類の歴史は『余剰』とともにある」（意訳）と教えてくれました。当時のぼくはわかったようなわからないような、腹の中に残るような感覚でした。
そこからさらに時間が過ぎ、何の気なしに聴いていたラジオで「古代ギリシア」についての特集がありました。その中での「school」の語源についての説明を聞いて笑ってしまいました。「school」は古代ギリシア語の「スコレー（skhole）」という言葉が語源で、その意味はなんと「暇」だというのです。当時は、生活の中の余った時間で勉強をしていたのです。あんなに必死になって通っていた学校を古代ギリシア人に「暇」と一蹴されました。人類は進化しているのやらそうでないのやら。

高校時代に始まり、日々を過ごし、不意に耳にしたラジオによって江戸川コナンくんよろしく閃光が走りました。
なにか新しいこと、より向上するためには「余剰」が必要なんだ。そしてそれを使いこなさないとならないのだ。
現代はいかに隙間を埋めるのかに躍起になって、あらゆる誘惑が身の回りにあります。その何も入っていないコップに何を入れるのかい。そう問われているのではないのでしょうか。ぼくは何をしようかな。