-
-
2025.01.18
皆さん、耕知塾の大澤です。耕知塾は金町、日暮里にある地域密着の、そして少人数責任指導の集団塾です。
子どもたちの年末年始休業も終わり、受験生には入試までのわずかな時間が残されているのみとなりました。耕知塾でも、中学受験の生徒、高校受験の生徒たちが毎日自習スペースで勉強に向き合っています。
–
耕知塾では授業の際やることを極力絞り、その授業における目的を明確にすることが重要な目標とされています。
そこさえ伝われば、あとは少しだらっとしてもいい。自信のなさや不安から、あれもこれもと欲張ると、結局何一つ達成できなかったということになりかねない。
だから講師たちは、日々何のために自分がそこにいるのかを自分に問いながら子どもの前に立つことになります。
–
子ども達の作文を見ていても同じことを感じます。何か格好いいことを書きたい、深いことを書きたいと力んでいる子ほど、その作文の中心が絞れていない。言いたいことの中心を決める。そのこと一つだけを言うために文章を書く。そのようにして書かれた文章は、拙くともしっかり相手に伝わるものになります。
–
子どもたちの中には、塾や勉強があまり好きでない、苦しいけど我慢してやっているという子もある程度います。私がそんな子たちに伝えたいのは、「厳しいときほど、嫌なことをするときほど、目的を明確にする必要がある」ということです。
–
なぜ自分はここにいるんだろう?
なんでこんなことをしているんだろう?
そんな状態に自分を置かない方がいい。
–
大人は大人の都合で、「目的なんて後回しでいい。とりあえず勉強しなさい」などと言うし、子どもは子どもで、自分の日常や生活の基盤である勉強をすることや学校へ行くことの目的を問うことは厳しいことかもしれません。
–
でも、あえて目的を考えてみませんか?
–
目的を考える。「何のために」を考える。もし運よく答えを見つけられたら、その答えが格好いいものでなくたっていい。それに正直に向き合って、自分が静かに納得できたらそれでいい。周りに干渉されすぎて自分が分からなくなり、絶望する未来よりずっといい。
–
目的を持って行動すれば、嫌なことも自分の糧にすることができます。そしてその意志こそが、きっとあなたの未来を輝かせるはずです。