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2020.09.09
皆さん、耕知塾の新谷です。耕知塾は金町、日暮里にある地域密着の、そして少人数責任指導の集団塾です。
耕知塾の三者面談でよく質問されるのは、「効率よく勉強するにはどうしたらよいか」ということです。今回は皆さんに「効率よく勉強するヒント」を書きたいと思います。
1.得意な科目からやる
苦手科目を効率よく勉強したいというのは、今も昔も生徒たちの大きな悩みです。勉強する前に「よーし、今日は苦手な数学を勉強するぞ!」と、どんなに気合いを入れてみても、問題集の1ページ目を開いた途端閉じたくなってしまう…。で、挙句の果てに「明日やればいいか」とか都合の良い言い訳を思いついてしまう…なんてことはありませんか?
このようなことは「苦手科目を勉強する」というハードルが高すぎるために起こります。ですから、できるだけ得意な科目から勉強することにしましょう。自分の得意な科目ならば、あまり気負わずに勉強を始めることができますね。そして丸つけをしてみても大体合っている。好きな科目だから解き直しもそんなに気持ちの負担にはならない。いきなり苦手科目から勉強するのではなく、「自分は勉強に向き合えている」と実感してから苦手科目を始めればいいのです。
2.短い時間で勉強する
何かの本で読んだことがありますが、人間の集中力は20分程度らしいです。
レベルにもよりますが、英語の問題集なら1ページを15分ぐらいで解けますね。丸つけをしたら、一旦英語の勉強をストップします。1分休憩したら漢字10個を10分かけて覚えます。10分たったら覚えきれなくても漢字を覚えるのをやめます。覚えていないところはまた後で覚えればいいのです。さて、先ほど後回しにした苦手科目の数学が登場。「苦手科目だから1時間やらなくては!」と思う必要はありません。計算なら1ページを、文章題なら1問でいいので、それぞれ15分ぐらいかけて解きます。それでその場はOKとしましょう。
これで40分くらいは勉強したことになりますね。そうしたら10分程度休憩します。これを1セットとします。その後また、英語→漢字→苦手な数学の順でもう1セット勉強します。
苦手な数学は「1セット15分やったらOK」と短い時間で勉強することにより、2セット勉強したその日は合計30分勉強したことになりますから、まったく勉強していないときと比べて格段に勉強していることになりますね。
3.100%の力で取り組む
皆さんが4歳の子とかけっこで競争することになったとします。幼稚園の庭や公園でしか走り回ったことのない子と、毎日部活で体を鍛えている皆さんとでは体力が圧倒的に違います。10%以下の力でも皆さんは余裕で競争に勝ってしまうでしょう。それで大きな満足感は得られますか?
人は、一昨日もできなかった、昨日もできなかったことに対して、「100%の力を出し切って今日はできた」ことに喜びを感じます。勉強も同じです。1つの科目につき1セットで10~20分しか勉強しないわけですから、問題を解くことだけに集中して100%の力を出しましょう。勉強するときはLineの返信や音楽など、他のことを考えてはいけません。100%の力を出し切って問題が解けたとき、はじめて「勉強での大きな満足感」が得られると思います。
特に中学生は部活や委員会活動・習い事…と忙しい生活をしています。毎日の勉強を短い時間で効率よくやるヒントになると思うので、是非試してみてください。