-
-
2022.10.15
皆さん、耕知塾の新谷です。耕知塾は金町、日暮里にある地域密着の、そして少人数制責任指導の集団塾です。
高校の時に吹奏楽部に入り、それからずっとトロンボーンをやっています。数年前からビッグバンド(ジャズを演奏する大編成のバンド)に入団して活動しています。今年の12月にはライブをやることも決まっているので頑張って練習をしています。もうかれこれ30年近く楽器を吹いていますが、なかなか上手に演奏することができません。
曲の練習をする前には必ず「基礎練習」をします。ロングトーン(一定の音を長く出し続ける練習)やタンギング(舌で息の流れを一時的に止めてから発音する)・スケール(低い音から高い音に並べた音階)などの練習をしながら、音の出方などをチェックします。私の場合、音の出方が悪い時はだいたい変な姿勢だったり、息の吸い込み方・出し方が悪かったりすることが原因なので、姿勢を良くしたり呼吸の仕方を改善したりします。
「基礎練習」が終わったら曲の練習をしますが、今度は難しいフレーズ(メロディーの一区切り)がなかなか上手に演奏できません。うまく吹くために、どこで息つぎをするかを考えて試したり、音の強弱を変えて吹いたりして工夫します。でも、最初から演奏してみると、さっき練習した難しいフレーズにうまくつながらなかったりします。そうしたら、フレーズとフレーズのつながりを意識しながら練習をします・・・。
バンドのメンバーと日曜日にリハ(合奏)をします。曲は一度始まったら最後まで止まりません。練習では小節ごとに区切って何度も練習できますが、合奏ではそういうことができません。今まで練習してきたように正しい姿勢で演奏できているか、難しいところはちゃんと音が出ているか、などに気をつけながら合奏します。でも、メンバーと一緒に演奏すると毎回新しい課題を発見します。今度はその課題を乗り越えるために練習をし、一つ一つ克服していくことで少しずつ上達していきます。
なんか、「勉強」と似ていますね。
これから、皆さんは定期テストや入試など乗り越えなければならないことがたくさんあると思います。今日の自分の課題を「できないもの」としてではなく、明日は「できるようになるもの」として考えながら勉強をしてほしいと思います。明日は活動日。頑張って演奏してきます!