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2025.05.24
春は過ぎた
皆さん、耕知塾のマルタです。耕知塾は金町、日暮里にある地域密着の、そして少人数責任指導の集団塾です。
この時期の季節を表す言葉が難しくありませんか?
「夏が来た」と言ってしまうと梅雨が終わった感じがするし「春」でもない感じがします。日差しは強いけどまだまだ風は気持ちの良い感じ。こんな季節にふと思い出した百人一首の一句
春過ぎて
夏来にけらし
白妙の
衣ほすてふ
初夏に天香久山では神事で白い服を洗って干す風習があったとのこと そのことを読んだ句だといわれています。深く読むと沼にはまるのでこれぐらいにして、今の季節を表現するのに「春は過ぎた」がぴったりだなぁと思った反面、誰もそんな表現しないなぁ と感じました。便利な言葉でも有名な表現でも残らないものは残らないんですね。
でも天香久山は今でも奈良の橿原にいけば登ることも出来ます。今から1300年も昔のことなのに変わらないものは変わらないんですね。
二十四節気は「小満(しょうまん)」を迎えました。あらゆる生命が満ち始める頃。「陽気、天地に満ちて、草木やや繁る」と言われるように、草木は青々と茂り、田植えを終えたばかりの稲も、すくすくと成長を始めます。まさに「小」さなものが「満」ちていく季節。生命力あふれる小満の季節です。極端に暑くもなく寒くもない(日によって暑すぎたり寒すぎたりしますが)勉強するにも好ましい季節ですね。