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  • 耕知塾
  • 2024.09.14

     皆さん、耕知塾の小池です。耕知塾は金町、日暮里にある地域密着の、そして少人数責任指導の集団塾です。

     

    【小さな哲学者の格言ノート No22】
    「知恵を出せ、それが出来ぬ者は汗をかけ、それが出来ぬ者は去れ!」―土光敏夫

     

     今週、中3生が受験した8月の進研テストの結果が返ってきました。
     今年も(金町教室では)中3生の約半数(46%)が、偏差値55以上(5科目)という結果でした。

     

     耕知塾の授業は「演習中心」です。
     今年の夏期講習も、20日間演習を徹底的に行ってきました。
     上記の結果はそうした演習の賜物です。

     

     ただ一口に「演習を行う」と言っても、作業的に演習を行っているだけでは、学力を身につけることはできません。
     「頭を働かせること」―これが演習を行う際に最も大切なことです。
     「「頭を働かせる」なんて簡単なことじゃないか!」と言われそうですが、実際にはこれがうまくできていないために、学力に結びついていかないわけです。

     

     

    ケース1:単語テストにおける「頭を働かせる」

     

     ①ただ単語帳を眺めているだけで、「覚えました!」という生徒

     ②音読してみたり、スペルを書いてみたり…そして最後に覚えているかチェックテストをする生徒

     

     ①の生徒と②の生徒、どちらが頭を働かせていると思いますか?
     ①の生徒は、よく「眺めているだけで、点数がとれれば、それで良いじゃん!」と言います。
     さて、ここで「制限時間5分、英単語20個覚えたら「賞金100万円」」というゲームをすることになりました。
     果たして、①の生徒は「眺めているだけで…」と言い続けることができるでしょうか?
     ①は、頭を働かせずに単語の勉強をする典型例です。

     

     

    ケース2:解説動画における「頭を働かせる」

     

    「先生、タブレットで動画見て、ちゃんと英語をやったよ!」という生徒

     

     さて、ここで動画で扱われた単元を含む学力テストを行ってみましょう。
     すると、ほとんど点数になっていない…。
     ―なぜでしょうか?

     

     この生徒の「ちゃんと英語をやった」は、「解説動画をすべて見た」という意味です。
     ところが、「ちゃんと英語をやった」のは、画面の向こうの先生であって、動画を見ていた生徒は、ノートをとりながら要点をまとめることもなく、ただそれを傍観していただけです。しかも、動画を見てわかったつもりになっているため、もう一度問題を解くことがありませんでした。
     これは、頭を働かせずに授業を受けている典型例です。
     こうした頭を働かせていない授業の受け方は、ほかにも板書を写すだけとか、テキストやプリントを見ているだけなどがあります。
     この授業の受け方には、ほとんど効果がなく、無駄な労力や時間を費やしているだけになります。

     

     

    ケース3:応用問題演習における「頭を働かせる」

     

     ①応用問題の問題文を丁寧に読み、答えを導く糸口がないか試行錯誤する生徒
     ②応用問題の問題文を読んでいるかも微妙で、ただ何度も「わからねぇ」を繰り返している生徒

     

     応用問題なので、当然①の生徒も②の生徒も「わからない」場合があります。
     ですが、同じ「わからない」でも、のちに学力が伸びる生徒は①で、伸びない生徒は②です。
     なぜでしょうか―。

     

     ②の生徒は、線を引いてみたり、図を書いてみたりと物事を前に進めようとするのではなく、「わからねぇ」と頭を働かせずに同じところに留まっています。
     この場合の「わからない」は「見たことない」と同義です。
     「見たことがない」と何もできない生徒は、その問題限りでしか通用しない単なる丸暗記の勉強に行き着きます。というのも、見たことがあれば(覚えれば)、解けると考えているからです。
     しかし、これではいつまで経っても「頭を働かせる」ことができるようになりません。つまり、応用力は身につきません。

     

     今の時代は、スマホやICTの普及によって(以前よりも)楽しく、わかりやすく解説してくれて、しかもそれらを手軽に見られるようになっています。また、教科書や参考書、塾のテキストまでも以前のものと比べて、カラフルで、わかりやすく、例えば、重要な箇所にはすでに線が引かれてあるものまであります。
     ところが、この「わかりやすさ」が落とし穴です。
     というのも、この「わかりやすさ」は指示に従っていれば、わかりやすく答えが出るようになっているというものです。そこでは問題文を丁寧に読み、どこかに手がかりがないかと、自分の頭を働かせる必要がありません。
     にもかかわらず、重要な入試や学力テストなどは相変わらず、白黒で、問題文の重要箇所に線が引いてある問題はありません。
     ということは、「わかりやすい」インプットと以前のままの(わかりやすくない)アウトプットとの差は、むしろ大きくなってしまったと言えるわけです。
     だからこそ、演習を通じて「頭を働かせる」ことが重要なのだ、と私は考えるのです。

     

     

    *土光敏夫…石川島重工業・石川島播磨重工業社長、東芝社長・会長など歴任。その後、経団連会長にも就任し、「ミスター合理化」として辣腕を振るった。

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